あの日の夕空は。
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撮影 : 2005/ 8/ 6 18:01




看護婦として従軍していた祖母は、
被爆直後のヒロシマに入った。
幸い、黒い雨に打たれることはなく、
原爆症とは無縁の生涯を、
今年の春に終えた。

ヒロシマでのことを、祖母は話さなかった。
誰にも話さなかった。
話せなかったと言う方が正しいのだろう。

いつかの夏、誰かがあの日のことを祖母に訊ねたら、
ただひと言、絞りだすように言った。
「地獄だったよ」と。

そんな日をも、空は包み込んでいた。
人々の罪を、苦しみを、そして哀しみを、
黙って受け容れていた。

この日が巡り来る度に思う。
きのこ雲が去った後の空は、どんな空だったのだろう。
あの日の夕空は、どんな表情をしていたのだろう。
せめて、誰かに、優しかったのだろうか。
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by shining_raindrops | 2005-08-08 10:49 | 日々の風景










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雨粒通信
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'13/01/15


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